多
自由度バスレフ型スピーカーシステムの研究開発 オーディオ日記 |
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先週から始めた
N.D.R.の作成にぼちぼち取組んでいる。昨日は、多くの穴開けとダクトの接着を行ったのに引続き、今日は、1本の主要部の組立を開始した。 新作は、公開オフ会で鳴らすつもりのもので、4本のユニットをシリパラで繋いだN.D.R.もどきのシステムである。エンクロージャーは標準型MCAP -CRで、最も単純なものである。それでも、初めて見る人には複雑に感じるだろう。 ユニットはFosterの8cmを使用する予定であるが、片チャンネル4本も使うので、15〜16cm相当の振動板面積になり、パワーも最大40W入力 になるはずである。 |
B&W
は、スパイクが付属しているのだが、今日はダンボールを敷いて直置きだった。 良い状態とは云えないので、今日買って持ち合わせていた四角い水晶屑のような破片で3点設置にしてみると低音は随分良くなった。それでも一本調子なの は、やはり癖なのだろう。 付属のスパイクは4点設置で高さをネジで調整できるようになっている。この音も聴いてみたかったが、大変そうなので今日は聞かなかった。 |
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Fさんが購入した
200m巻のスピーカーケーブルを頂けるというので、20mも頂戴してしまった。 このケーブルは、赤2本、白2本の4線ケーブルで、赤と白を夫々より合わせて使うのだという。1本の太さは1.25SQと2SQの間位の太さで、被覆は固 めの樹脂である。キャブタイヤのVCTとは異り、夫々円形断面の4本の被覆線に太いチューブを被せ、隙間は糸で埋める構造である。このため、加工が楽であ る。 帰って早速音を聴いてみると、中々良い。自分の場合、違いを聴き分ける自信がないので、聴いてみて良ければそれで納得である。これは大変なものを頂戴し てしまった。 Fさん、どうも有難う御座いました。 |
昨日と今日で実施した
工作は、外板の側面に、角材を貼り付けただけである。 角材を縁に貼る技法は、前記の8cmの3システムから始めたものである。前回は、MAKIZOUのシナアピトン合板と東急ハンズのアガチス角材を組合せ たが、角材の寸法誤差がマイナス0.2〜0.5mm位あったので、最後に檜の薄板を貼って修正しなければならなかった。 今回は、ロイヤルホームセンターのクリアパイン(?)集成材(18mm厚しかない)と□18mm栂(ツガ)角材を組合せた。こちらは、角材のほうが寸法 が僅かに大きいので修正が簡単である。写真で見ても違和感のない外観になっている。 |
下記にも書きました通
り、スピーカー再生技術研究会を発足させることにしました。左のロゴは、松ヒトシさんのデザインです。 松さんは、鉄道アイドルの偶像デザインも手掛けるプロのデザイナーですので、お洒落なデザインはお得意なところです。ロゴは最終決定ではありませんが、 個人的には気に入っています。 |
Hさんが、
Tangband製W3-517SBのイコライザーに興味があるというので、外してみた。簡単に外れたのだが、イコライザーは、ネジ止めでなく、接着して
あることが分った。 左の写真の通り、イコライザーは段付の金属に嵌め込んで接着剤で留めてあるだけである。このため簡単に外すことができるが、元に戻すときは接着する必要 がある。 この状態で音を聴くのをわすれて、すぐに接着してしまった。 音を聴いておけば良かった。 |
今日久しぶりに麻布
オーディオ秋葉原店をお邪魔した。ブログハ
イエンド自作スピーカーで話題になっているパークオーディオの限定品DCU-F122Wを見てみたいという気持ちもあったし、自分が
好んで使っているスピーカターミナルを買い足す目的もあった。 DCU -F122Wは、評判が良いらしく、最後の3ペアが残っていただけだったが、自分が居た間に1ペアはお取り置きになった。買ってもいいかな、と思ったが他 に欲しい人が大勢いるし、FostexのFE103En-Sも持っているのでやめておいた。パークオーディオのほうがお得な感じがする。 それはさておいて、今回は、肝心のスピーカターミナルを3組購入することができた。 |
最初は諦めていたが、
在住している文京区の施設を調べてみると、東京ドームの隣にあるシビックセンターのスカイホールという立派なところを借りる資格があることが分った。 早速調査に行くと、左の写真のような立派な会議室で、披露宴をやったりも出来るところだった。安くはないが、自分の小遣いでも何とかできる範囲の金額で ある。 問題は、抽選になるということだった。こんなに立派なホールであれば、貸して欲しい人が多いのももっともである。まさかシビックホールをこんな値段で借 りられるとは思ってもいなかった。 |
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このホールは、左の写
真のように、窓が大きく広々としている。シビックセンターの26階にあるので、外の景色も良い。 この立派なホールを借りられれば、内容はともかく発表の場としてはこれ以上はないと云ってよい。 シビックセンターにはこの他にも防音の立派な会議室があるので、そちらも含めて検討することにしようと思う。それもだめなら自宅の近所の文京アカデミー の音楽室みたいなところになるかもしれない。 先の話で恐縮だが、一応9月中旬を目標に設定している。 |
昨日のFE138ES-R試聴会の後、ユニットをNf5Exに戻した。そのときに、防護ネットを付けないでみた。以前は、防護ネットにファンガードを使用
しており、音質劣化は少いと思っていたのだが、付けないで聴いてみると結構音が違うように感じる。あるときは分らないものが、無くなってみて分ったよう
だ。音の濁りがなく、より自然な音になっている。 スピーカユニットは高価なので、突っついて壊すことは避けたい。そのため、何らかの防護方法は不可欠と思う。しかし、音が悪くなるので悩む。システムの クォリティが上がるほどその差が大きく感じられるようになる。 |
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Fosterの
C130K16Dには、最初から防護用のネットが付いている。いかにも音に悪そうだが、このネットを付けたままでもそんなに音に影響があるようには感じな
い。しかし、これも取り除いたときに差が分るのだろう。 このユニットは、安くて見掛けが悪いので、如何にも音が悪そうだが、中高域が美しく鳴る。クラシック曲をあまり聴かないのであれば、十分なパフォーマン スと云えるかもしれない。 |
今日は、朝から慣らし
を行い、お客様の来られるのを待っていた。自室では狭くて人が入れないので、居間にスペースを空けて場所を作った。サイドテーブルがないので、自作スピー
カー台をテーブル代わりにして、お客様がベストな位置で聞けるようにした。 短期間のエージングではあっても効果はそれなりで、聞いている間にも中高域は少しずつ馴染んできた。造り付けの大型ピアノ、オルガン、太鼓など様々な ソースを聴いて印象を心に刻んだ。 低域側は、圧巻である。合計片側約60LのTR130c型箱から低音が強烈に搾り出される。AudioBASIC50号特別付録CDにある飛行機の騒音 等は、実にリアルで、空気が揺れる感じが良く表現された。 |
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ソースによっては、中
高音がきつく感じられるものもあり、評価は微妙だった。 私見では、エージングが全く足りない感じがした。本領を発揮するには、多分1年位はかかるのではないだろうか。現在のパフォーマンスは、未だ、作りかけの 状態だと思う。このユニットは、パフォーマンスも只者ではないが、エージングも只ならぬ時間がかかるものだという印象を受けた。恐らく1ヶ月位ではエージ ングできないと思うので、途中でギブアップする方が多いというのも理解できる。完全な状態で鳴らしたら凄いパフォーマンスを示すだろうとも思う。マニア泣 かせの難物であると云う印象を受けた。TR130c箱との相性は悪くないと思った。 |
TR100bの改造に着手した。これは、
FE108Σを使用し、強烈な高域と低域を実現したが、重要な100Hz付近が寂しい音だったため、不満があったものだ。 これを処分するため改造を計画していた。改造と云っても、ハイ上がりロー下がりのFE108狽、もう少しバランスの良さそうな、Fosterの C130K16Dに交換するだけである。 C130K16Dは、車載用らしく、コネクタ端子も備えている。ここは、半田付けし、熱収縮チューブを被せて配線した。フランジ裏側には凹凸があり、そ のままでは音が洩れるので、3mm厚のスポンジゴムをパッキンとして使用した。 |
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バッフルの取付穴を、ジグソーで拡げ、何
とかユニットを取付けることができた。 写真は撮らなかったが、最初はスポンジゴムがはみ出した状態で取付け、変形してから鋏で縁を切り取り整形した。取付は短い木ねじとした。チューニングし ながら徐々に大きな木ねじに変更してゆくのだが、この小型のものでも結構しっかりと留まっている。 吸音材は、ゼロから始めようと思ったが、うまく外れなかったので、元と同じく、タオルウェス、台所用スポンジ、市販の吸音材とたっぷり入っている。 C130K16Dには、写真のようにストッキングのようなネットが最初から付いており、破壊しなければ外れないようになっている。外したほうが音が良い はずだが、傷付けるのが嫌なので、最初はそのままにした。 スポンジゴムのパッキンが上手に出来たので、ユニットは振動もなく上手に留まっている。 最初に音を出したときは、いかにも新品の甲高く、酔っ払って二重に見えるような音を出していたが、音を出すうちにどんどん良くなってきた。数時間聴くと、 中高音は、高級機のような鳴り方になってきた。オルガンや大太鼓の低音も申し分ない。100Hz付近の落込みも少し解消されてきたようだ。 |
さて、もう半年近くも前のことである。ゲ
テもん工作実験室の松さんが、オメガの会にスピーカをオメガの会に持参するということでMCAP-CR型の『バンビー
ノ』を作って持参されるということで、MCAP-CR型のTR130aを差し上げた。TR130a型は、外観はきれいにまとまったものの、音が気に入ら
ず、2
度のユニット交換と、ダクトの改造によって、他人に差し上げても問題のないレベルに仕上がったものである。これをお送りしたら、松さんから、申し訳ないと
いうことで、ハセヒロのバックロードホーンを貸して頂いた。 このバックロードホーンを時々聞いていたのだが、今回改めて聞きなおしてみた。 このエンクロージャーは見事なカシュー仕上げである。小型の割りにずしりと重い。材質は多分MDFであると思うが、内部は曲面構成の凝った造りである。 このスピーカーは、このサイズながら低域が良く伸びている。スピーカーユニットには9cmのVifaのものを使っている。低域は、恐らく40Hz位まで再 生しているのではな いかと思う。ホーンが短いので、もっと上ですっぱり切れるのかと思っていたらそうでもない。バックロードホーンの理論が不完全であること(ホーンの理論は 完全だと思うが)の証拠かもしれない。 |
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このスピーカーシステムの音に癖がないことはないが、ゆったりと心地良く鳴る。しかし、右上にあるCBT080aと比べてキレが足りないように感じた。そ
こで、3点指示に使っていた丸棒木材を薄切りにしたものから、正体不明の丸っこい石に交換してみた。このインシュレータは、放言のところで紹介したものである。がっちりした固定はできずに、押す
と前後に動くようなものである。しかし、これを使用したら音のフォーカスがかっちりと纏まって気になっていた部分が無くなってきた。 もう少し使い込むと音が更にまとまってきそうだ。やはり、バックロードホーンは、可能性のあるシステムだと思う。 |
先週、FE103En-SがFostex
から届いた。 どう使うのか決めていないのだが、Fostexとしては久々にリーゾナブルな価格帯の『限定品』だったし、2度と出ないという噂のあったパルプコーンの 強力版だったので、ちょっと迷ったが購入してみた。 今回は、何も問題が無かったようで、スケジュール通りの納品だった。 正面から見ると、綺麗なパルプコーンで、品質上の問題点は無さそうだ。外見からは、センターキャップの接着剤の塗り斑も見えない。 |
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受入れ時にいつも確認するのは、端子間の
直流抵抗なので、テスターで測ってみると、2本とも6.8Ω前後で、問題は無さそうだった。初期不良として発見しやすいのは、断線と短絡なので、これだけ
は確かめておかなければならない。 背面の様子は写真の通りで、メッキが美しい。磁石は、100mm径のフェライトで、FE108Superと同等なので、期待が持てる。 フレームは従来通り、爪付ナットを使えない小型のもので、同社の姿勢には疑問を感じる。 |
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端子は、金メッキされており、FE108Superよりも高級感がある。しかし、端子の位置が、取付孔と重なるため、問題が起きやすいだろう。孔が8つあ
ることにも疑問を感じるが、そのうち一つが端子と同じ位置に来るということで、工作の失敗が一層起きやすくなるだろう。端子板の位置は、22.5度ずらし
て孔と同相になるのを避けるべきであった。このあたりに、同社のセンスの無さを感じる。 とりあえずはこれで作ってみるしかないが、さて、どのような作品を作ろうか、今のところアイディアがない。 |
目的は、パリのオペラ座で、
"Faust"を聴くためであった。休暇を取ると決めたらすぐに、オペラ座のウェブでチケットを注文し、夫婦2名で2回分の合
計4枚を購入することができた。 "Das Rheingold"の公演もあったのだが、こちらは残念ながら購入することが出来なかった。 |
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Gounod
の"Faust"というオペラは、自分にとっては最高の作品で、これ以上のオペラは今後も出ないのではないかと思うほどのものである。自分のオーディオ
は、この曲を聴くためにあると云っても過言ではない。しかし、それだけ思い入れが強いと、却って滅多に聴くことができなくなる。体調が万全で、外部のノイ
ズを遮断しておかないと、作品に対して失礼になるからだ。だからこそ、生で聴くのが最高である。 今回の"Faust"は、GounodではなくFenelonの作品であった。1952年生まれの作曲家の現代曲である。歌詞はGounodの作品がフ ランス語であるのに対し、この作品はドイツ語で、話の内容も異っている。Gounodの作品でさえ、滅多に公演することはないので、Fenelonのこの 作品は、今後も殆ど演奏されないかもしれない。パリのオペラ座では、この作品をレパートリーに加えたということなので、今後も取り上げて欲しい。勿論、 Gounodのほうも忘れずに取り上げて欲しい。 曲は、Gounodのように、静かに始まる。そして、最初は、主演のFaustが、嵐の中、頭蓋骨の山を登ってゆく。この嵐の表現が見事であった。特別な 小道具は使わずに、通常の楽器だけで嵐を表現している。嵐の表現で重要なのが大太鼓である。大太鼓は、強く叩けば皮を弾く音が高域成分を形成し、ゆっくり と叩けばどろどろとした音響で、不気味さ、恐ろしさを表現する。 大太鼓は、旋律を構成する楽器ではないが、劇場の空気を揺さぶり、人の感情に影響を強く与える。オーディオでも、この楽器による空気の揺さぶりを表現で きなければ面白くない。自分がスピーカーシステムを製作したときは、必ず大太鼓の音を確かめる。 このオペラは2幕構成で、現代曲らしく、静寂と強奏による構成が大部分を占める。主役のFaustは高い音域、Mephistophelesは低い音域を 歌う。ここは、Gounodと同じである。少しではあるが、一応バレエの部分もあり、得した気分にもなる。但し、人気のあるオペラ作品とは違って心地良い 旋律は殆ど出てこない。一般受けはしない作品である。 本当のことを云うと、恥ずかしながら、この"Faust"がGounodの作品で はないことは、実際に聴くまで気付かなかった。最初の部分が始まったときは混乱して動揺してしまった。しかし、途中で気を取り直し、Fenelonの作品 に集中するようにしたのだった。自分のように勘違いしていた人が他にもいたようで、一幕が終わったところで周囲を観察すると微妙な空気が流れていた。幕間 の賑わいもなく、妙に静かで、二幕を聴かずに帰る人もいたのが残念だった。 2回も聞いてみると、この曲の素晴らしさが良く分った。勘違いであったとは云え、このような作品に出会えたことは幸運だった。こういう作品に挑戦したパ リのオペラ座には惜しみない拍手を送りたい。 |
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オペラ座ガルニエの外観は、ご覧の通り豪
華絢爛である。ウィーンの国立歌劇場も素晴らしいが、こちらのほうが更に豪華な外観である。 前後左右どこから見ても風格が漂う。ここに来ただけで、オペラを楽しむ気分が盛り上がる。 この劇場の前には、いつも人が大勢来ているが、殆どは、オペラ劇場に用事のない一般の人々である。 劇場の内部も左下の写真の通り豪華そのものである。写真には写っていないが、天井には、シャガールの絵が描かれている。 |
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特筆すべきなのは、この劇場では、どの席でもステージが良く見え、音も素晴らしいことである。どの席でも日本の劇場だったら、Sの上の招待席クラスであ
る。日本の劇場が、殆どの席を最高価格にしているのとは大違いで、これでもちゃんと値段の差が付いている。自分が日本ではオペラを聴きに行かないのは、こ
うした金儲け優先の価格設定が気に入らないからである。 ここでは、最高グレードの席でも138Euroである。勿論自分も最高グレードの席を購入した。 日本の劇場の価格設定は異常というしかない。4〜5曲聴くのであれば、ヨーロッパの劇場で聴いたほうが安く上がるかもしれない。 |
昨日は、『カメラと写
真映像の情報発信イベント〜広がるフォトイメージングの世界をヨコハマから〜』というイベントに行ってきた。 目的は、『旅写真の撮り方、機材の選び方』というコンシューマセミナーだったが、その前に行われた『聞けばわかる。意識が変わる。デジカメ新発想楽習法 (前野勝美)』がとても興味深かった。前野講師のプレゼンの中で、「カメラでなければ見えない写真を撮る」、「ピントは外す」、「分ったから出来る」ので はなく「出来たから分る」という発想が意 外で参考になった。要は、先ず遊びながらやってみるのが大切なのだ。自分のオーディオにもその発想があるが普段は意識していない。意識して実行する ことは大切なのだと思う。 |
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セミナー以外のイベントは、トレードショーと趣味の展示会の中間であった。自分の興味を引いたのは、イベントコンパニオンを撮影する人が多かったこと。
ちょっと恥ずかしいように思うが、イベントコンパニオンも馴れたもので、カメラを構えるとポーズをとっている。個々の展示品よりも、人間の観察のほうが面
白かった。 自分のウェブで使用しているカメラの殆どは、Sumsung製のDigimax A6というモデルである。これは、5年前のアメリカ出張の際に、持って行ったカメラが壊れたので、現地で購入したものである。自分以外にこのモデルを持っ てい る人を見たことがないので、日本での販売実績はないと思う。600万画素のコンパクトカメラで、購入した決め手は、AA(単三)型バッテリーを使用できる ことである。充電式バッテリーだけでは旅先での撮影に不安があるので、AA型のバッテリーを使用できるメリットは大きい。 このカメラ は、分厚くてデザインも間が抜けているし、画質が優れている訳ではないが、操作が簡単で、画素数も程々なので使い良い。結構気に入っていて手放すことがで きない。また、露出を1〜2ステップ落とせば結構綺麗でブレが少く撮影できることに気付いた。露出を−2まで落とすと、夜景も結構ブレを少く撮影すること が可能なのだ。それに、暗いほうが夜らしくて良い。コンパクトデジカメは、概して露出オーバーになり、しかもブレることが多いので、他のモデルにも適用で きる設定かもしれない。 |
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本日は、会社で使う線
材を購入するために秋葉原に出かけた。オヤイデは日曜定休だったが他の店で買うことができた。 秋葉原は、短い周期でどんどん変っている街だと思う。子供の頃は耐久消費財やオーディオの販売店が多かったが現在は、ご覧の通り、ケータイとメイドが目立 つ。また、『痛』アンプとか『痛』車とかの用語にあるような、アニメのキャラクタも目立つ。自分は出来ないが、昨日のカメラのイベントのように、イベント コンパニオンを撮影したり、アニメのキャラクタを買ったりするオジサンも少くないのだ。 メイドさんをもろに撮影すると恥ずかしいので、風景として撮影してみた。 |
このユニットのフランジは、左の写真のよ
うに、凹凸があって、普通のバッフルには取り付けられない。このため、使用できずに残っていたものである。 スポンジ状のゴムシートを使えば、適当に凹凸を吸収してくれるだろうと思い、3mmと1.5mmのものを夫々購入してきた。 実際にTR100bを改造するのは、もう少し暖かくなってからであるが、ちょっと楽しみである。 このユニットの実効振動板面積は多分70cm2位あるので、ダクトの振幅は、30〜40%位大きくなるはずである。 |
ゲテもん工作実験室の
松さんから教えて頂いた、NDRの実験を行ってみた。 松さんからは、後ろ向きのスピーカユニットへの入力は多少抑えたほうが音が引っ込まないということで、接続方法のアドバイスを頂いていたのだが、時間がか かったため試すことは出来ず、結局全てのスピーカユニットに同じ入力を加える方法となった。結論から云うと、この方法でも音が引っ込むことはなかった。 今朝6:40頃から準備を始めたが、8:00になっても仕上がらず、その後朝食を採った。結局開始できたのは9時頃になった。この程度の準備でも結構面 倒なのである。 |
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NDR
システムとしての設置方法はいろいろ検討してみたのだが、結局は、この置き方しか出来なかった。下段が正面に対して中央向き135度、中断が正面向き、上
段が正面に対して外向き135度となった。本当は、正面以外は120度にしたかったのだが、不安定だったので、この置き方しか出来なかった。 接続は、3ユニットを並列に接続し、アンプの+側には、3.9Ωの抵抗をシリーズに繋いである。スピーカユニットが公称8Ω(直列抵抗6Ω)しかないの で、そのままパラに繋いだのでは、8/3Ωしかなく、アンプが心配だったため、ここに3.9Ωをシリーズに繋いで、約6.6Ωである。アンプの効率は下が るが、実験には十分だった。 |
昨日の試聴会は面白かったが、どれもエー
ジングが不十分だったし、慌てて準備したこともあるので完璧とは云えなかった。 また、吸音材も入っていない状態だったので、中高音の差に意識が集中し、多自由度バスレフ型の特徴である低音の表現能力が分りにくかったのも事実だと思 う。 松さんは、楽器にも詳しく、シビアな聴き方をされるので、自分のようなナガラの聞き方では分らない差を聞き分けることができた。 自分の場合は、機械的な調整をするのが限度であった。左の写真の台は、桂の丸棒3点+調整用ネジ1点の4支点で、ぐらつきがない。 |
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これは、セッティングの不十分さによる曖
昧さを嫌ったためのデザインで、結構上手に出来たと思う。 昨日は、この他にインシュレータを準備していた。左の写真のように、スピーカシステムの脚の下に、水晶の粒を置き、聴いて頂いた。この方法は Feastrexの社長さんから教えて頂いたもので、音の粒立ちが良くなるものである。 何も無い状態(桂の20mm径丸棒を底面に接着してあるので一応3点支持)を基準とし、各脚の下に水晶粒を置いた状態、ピラミッド型ブビンガ材に漆を含 浸させたものを置いた状態の3通りを比較して頂いた。 |
松さんは、上記ブログで特集している
MCAP-CR型のバンビーノを調整中であり、3機種の違いに興味がおありである。 自分のリスニングルームは狭いので、リビングルームにシステムを持ち込んでお聞き頂いた。リスニングルームで使用している機材を全て使うと大変なので、今 日は、StuderのD730、ユニエル電子のPA-036を使ったパワーアンプと、テクニクスのSU-C1000MK2という懐かしいプリアンプとの組 合せで聴いていただいた。 試聴ソースは、松さんがお持ちになったCDで、クラシック、ジャズ、女性ヴォーカル、環境音と様々であった。 |
実は、松さんから、ハセヒロ製のバック
ロードホーンをお借りしている。写真の中央左右にある黒くて美しいものである。 小型だが、ずっしりと重く、丁寧な造りで、カシュー仕上を施してある高級品である。スピーカー端子も左右独立の高級仕様である。 松さんのご感想では癖が強いということだったが、素直ないい音だ。低音も思ったより伸びている。低域には多少ディップがあるようだが、それも音造りに なっている。バスレフとは趣が大分違うが、やはりバックロードは悪くない。 |
昨日までで、面取りと紙やすりでの仕上を
完了した。 本当は早く音が聴きたくて塗装まで行いたかったのだが、暗くなったので作業を断念した。 今朝からアクリルラッカー塗装を開始した。 最初に2〜3倍に薄めたラッカーを底面と背面に塗った。これらの面は1回塗りである。 次に、同じく薄めたラッカーを各面に刷毛で重ね塗りした。何回塗ったか覚えていないが、3〜4回位だろうと思う。 最後にスプレーで3回位塗って塗装は完了である。 |
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スピーカーユニット取付用の爪付ナットを
ボルトでねじ込んで装着し、端子板用木ネジの下穴を開けて機械部分は完成。 VCTF0.75SQで配線して音が出せる状態になった。 最初にMCAP-CRを仕上げ、メンデルスゾーンの交響曲第2番を聞きながらCBS-CRの配線を行う。 MCAP-CRの音が最初に出た時点で感動だった。メンデルスゾーンが心にしみた。 Tangbandの音は、期待を裏切ったことがない。今回の、W3-881SJも例外ではない。3インチ2,480円でこんな音を出してしまうとは、い つもながら驚きである。 |
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写真はAICC-CR(見た目はどれも同じ
だが)
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CBS-CRの配線が終わると、MCAP
-CRから入換えて曲の続きを聞く。この曲を聴いても音がどう変わったのか良く分らなかった。 続いて、AICC-CRの配線を完了し、同じ曲の続きを聴く。やはり違いは良く分らなかった。 メンデルスゾーンが終わってから、曲を変えていろいろと聞いてみた。 AICC-CRで、鬼太鼓座の『弓ヶ浜』を聴くと、結構大きなスケールで鳴っていた。ダクトからの風圧は恐ろしい位で、音というよりも風と表現したくな る。風を手で確かめていると、夫々のダクトの動作の違いが良く分った。ローエンドは意外に伸びているようだ。 |
昨日檜の薄板を貼り付けて修正した
MCAP-CRの荒削りを行った。 鉋を使って、アガチスの角材と檜の薄板を削ってゆく。1時間ほど削るとまあまあの形になってきた。 |
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貼り付けた檜の板の形は分らない位に上手
に誤魔化すことが出来た。素人ながらまあまあの出来になってきた。 ここから先は、紙やすりで仕上げてゆくので、週末の作業になる。 |
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今度の失敗は大きかった。 AICC-CRのうち片側の組立を間違ってしまった!間違いの詳細は後から検証することにするが、どうしようもないので、間違ったまま組立てて音を聴い てみることにする。 スピーカーユニットをどこに取り付けるのか悩むが、どうせ間違っているのだから深く考えてもしょうがない。間違ったほうが特性が良いことだって有り得る のである。 |
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一昨日は、一応組立てたMCAP-CRの
角材の寸法の誤差(公称15mmより小さいこと)と作業の未熟さによる誤差を修正するために、寸法の小さな部分に、2mm厚×10mm幅の檜の板を貼り付
けた。 木工ボンドを塗ってから貼って押えるだけで上手に付けることができた。勿論このままでは余計に汚いので、この部分は、鉋と紙やすりでアールをとって仕上 げるようになる。 MCAP-CRの仕上は、次の週末になりそうだ。こうしている間に、CBS-CRとAICC-CRの組立を進めてゆく。 |
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一昨日に接合しておいた、CBS-CR
(写真左)とAICC-CR(写真右)の様子である。 CBS-CRは、主空気室から、第1空気室に抜けるダクトがない。小さな孔は、配線用の孔である。 CBS-CRもAICC-CRも第1副空気室−第3副空気室、及び、第1副空気室−第2副空気室との間にダクト(板に穴を開けただけ)がある。これらの 穴は、MCAP-CRにはないものであり、これが動作に影響を与えるはずである。 |
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角度を変えて見ると、右側のAICC-
CRは、第2副空気室−第3副空気室を繋ぐダクト(穴)が見える。 これらの副空気室同士を繋ぐ穴が動作にどのような影響を与えるのか、解析は出来ていないので、音を聴き、インピーダンスの傾向を分析してから結論した い。 |
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本日(日が明けてしまったので正確に云う
と昨日)は、更に、側面の板を接合した。 MAKIZOUクラフトのカット精度は、コンマ1mmの狂いもないものなので、上手に接合すれば、接合部の段差は指先で感じることもできないほどであ る。誤差は恐らく10μm程度ではないだろうか。 この状態で乾燥した後に、次は上下の板の接合を行う。 この調子でいけば、週末には全機種の塗装までいけるかもしれない。 |
昨日日記を更新した後、組立作業に入った。 先ずは、MCAP-CRから作成することにした。ここまでで、大体組立の目処が立った感じである。 この後、バッフル板と後面の板を付ければ一応鳴らせる状態になる。 ところが、バッフル板に左右があることを忘れていた!こだわって、左右対称に製作してあるので、一部の部品に左右の違いが出てしまう。この場合、バッフル には長さの異る2本のダクトが付いているのだが、長いほうは第3副空気室、短いほうは第2副空気室に収まるのが元の設計であった。 |
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しかし、そんなことはすっかり忘れて、適
当に付けてしまった。 このため、共振周波数が設計と違ってしまった。この違いによって、最低共振周波数を多少上がり、内部ダクトの共振周波数の分布も変わってしまう。 がっかりしたが、しょうがないので、このまま作ってみようと思う。計算はし直しになるが、大して変わらないのかもしれない。今回は、MCAP-CR、 CBS-CR、AICC-CRの違いを調べるのが目的なので、他の機種も同じように間違える必要がある。 今日は、MCAP-CRが大体組み上げた他に、他の2機種の組立て準備を大体終えた。 |
昨夜まで、木口を隠すための桟を貼り付け
る作業をしていた。桟を貼り付ける作業では、埃がたたないし、騒音も発生しないので、夜間の作業に都合が良い。 今日は朝から、ダクトを研磨する作業をした。 ダクト単体の研磨は終わっているが、板側は、工具で切ったままなので、ざらざらしている。このざらざらを研磨し、端面の角を軽く取る作業である。これ は、結構面倒だし、紙やすりを多く消費する。 紙やすりはたくさん持っていたはずだが、100番以下があと1枚しかないことに気付いた。 |
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ダクトは既に接合済みだったが、これは、
ダクトの位置を合わせるための、小細工の様子である。 ウッドパイプは、内径と外径の芯が合わないので、内径部分を、板の穴の芯に合わせたら、鉛筆で、3箇所に合わせ目の印を付ける。 そのうちの1箇所には、基準点の印を付ける。これをやらないと後で分らなくなってしまう。 木工ボンドを付けてしっかり押えると、ずれにくくなるので、その状態で、クランプする(1/21の写真通り)。 こうすることで、穴の位置は殆どずれない。 |
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紙やすりが不足したので予定を変更して、
MCAP-CRの組立に入る。 右側は、うっかり間違えて、正面と背面に板を接合してしまったので、剥がした木口が汚くなってしまったが、何とか剥がすことができて一安心だ。 このまま数時間放置して接着強度が十分になった後に、次の工程に入る。 |
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こちらは、昨夜までに接合しておいた、木
口隠しの桟の様子である。 素人仕事にも拘らず何とか出来た。これだったら、今迄よりはましな外観に仕上がるだろうか。 |
本日も引き続きダクトの接合を行った。昨
日の残となったダクトは全て圧着工程に移った。明日、圧着用のネジを外す予定である。 また、フロントパネルへの桟の接合も開始した。予想してはいたが、15mmの角棒サイズが15mm厚のスーパーシナアピトン材よりもコンマ何mmか小さ かった。角材のほうが大きい分には削れば良いが、小さいと格好良く仕上げるのが難しい。 自分でカットした桟のサイズは思ったよりも悪くなく、ちょっとした調整で組立てられそうだった。しかし、片側に端金を6本も使用し、しかも、2辺だけし か接着出来ないので、組立には気が遠くなる位時間がかかりそうだ。 |
さすがにMAKIZOUクラフトのカット
は見事だった。詳細に測った訳ではないが、間違いは無さそうだった。 待ちきれずに、ダクトの接合から始めた。ダクトは、既に仕上げてあったので、貼り付けるだけである。しかし、ダクトの接合は100%接着剤に頼ることにな るので、強固に固める必要がある。圧着が弱いと後で外れてしまい、修正のしようがなくなってしまう。外部ダクトは、特に接着面積が小さいのでしっかりした 接合が必要である。 写真では見難いが、芯を合わせて印を付けた後に、ダクトをボンドで板に貼り付け、ボルトとナットで強固に締め付けた。 |
多自由度バスレフは、ダクトをたくさん使
うのが特徴である。 今回は3組の多自由度バスレフ(MDOF-CR)を製作する。ダクトは、仕切の板に孔を開けるだけのダクトを除くと全部で、34本必要になった。 ウッドパイプを切ってダクトにするようにしている。半端な残材が出ると勿体無いので、半端物を組合せて、1本のダクトにする。継接ぎだらけのサイボーグ のようで格好悪いが、アマチュアなので、時間よりもコストを重視してこのような面倒な作業を実施した。 ウッドパイプは、元の精度が悪いので、外径と内径の芯が合わず、接合には苦労する。 |
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ウッドパイプは、内部の加工精度が悪く、
ざらざらなうえに波打っている部分もあるので、100番の紙やすりで、丁寧に磨く。 写真のパイプは内径が21mmである。外径20mmの丸棒に紙やすりを巻くと、ダクトの中に入らないので、適当な素材を探してみた。少し細いものの、 キャブタイヤケーブルVCT-5.5(3線)を使うことができた。 キャブタイヤに紙やすりを巻いて、内部のざらざらを削り取ってゆく。この作業は、思ったよりも大変で、筋肉痛になった。 34本のダクトの内部を仕上げるのは骨が折れた。 |
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内部を仕上げた後は、端面を紙やすりで軽
く仕上げ、ダクトの外側部分(接合面でない側)の内側に、軽くテーパー加工をする。 FeastrexのTさんは、テーパー加工が音を良くすると仰ったのだが、自分は、共振周波数が設計値からずれるのを気にするので、1mm程度に軽く面 をとった。同時に、接合面以外の角の面も紙やすりで削って何となく丸めた。 このような作業は、道具があれば簡単だが、手作業は楽ではない。 右側のザルに乗った円板は、脚にするもので、外径20mmの桂材をマイターソーで、10mm弱の厚みに切り揃え、端面を400番の紙やすりで仕上げたも のである。 |
左の写真は、プレシションマイターソーと
いうもので、材料にいろいろな角度をつけて切断することができる手動鋸である。 東急ハンズ新宿店では在庫していなかったが、取り寄せて配達してもらった。価格は3,980円(配送料別)である。この製品は、ウェブでは見付からず、 ホームセンターでも見たことがない。 何故この鋸が欲しかったかというと、手動だからである。電動鋸であれば同等の機能のものが幾らでも入手できるが、電動鋸は、危険なだけでなく、場所をと り、騒音も大きいので、自分のように集合住宅に住んでいる人には適さない。 |
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このマイターソーを実際に使ってみたとこ
ろ、そのままでは使用しにくいことが分った。 材料を切断する場合には、左の写真のように、クランプで材料をしっかり押える必要がある。しかし、台座がダイキャスト製で、裏側が凹んでいるため、クラ ンプが上手に固定できない。クランプを固定するためには、台座の裏側を平面にする必要がある。 この製品の設計者はどのように使うことを想定しているのか分らないが、このままでは使用に支障をきたすので、改造することにした。 |
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左の写真のように、凹んだ部分に、合板を
接着すると裏面が平らになり、クランプで上手に留められるようになった。 また、注意しなければならないことは、角度が離散的にしか設定できないことで、90度、45度の他には、60度、54度、67.5度、75度の全部で6 つの角度である。 角度を変更するためには、ひっくり返してナットを緩め、角度を決めてから締め付けなければならない。この点は、ちょっと面倒臭い。 また、左上の写真のように簡単な長さの目盛が付いているものの正確ではなく、また、長いものには使えないので注意を要する。 |
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実際に作業してみると、面倒なのは段取り
で、一工程終えるごとに、長さを測って印を付けなければならない。そして、目印と鋸刃の位置を確認し、マイターソーにクランプで固定して、再び物指を当て
て確認してから、切断するという作業を繰り返すことになる。 切断はあっという間だが、この段取り作業が面倒臭い。一回セットしたら次々に同じ寸法のものがカットできるという訳ではない。 目印を見ながら切断してゆくという作業なので、精度を出すには馴れが必要である。 マイターソーは、特に静かで粉塵も殆ど出ない優れものである。 |
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今日は休みだったので、ラジオを聴きなが
ら、木口を隠す□15mmのアガチス材を3組分全部と、ダクトの一部を切り終えた。 アガチス材の長さが900mmなので、材料に半端が出てしまう。勿体無いので、背面や側面の材料の一部は分割式にした。プロだったら絶対にやらないが、 アマチュアなので何でもありである。 意外に上手に切断できたので、本体板材が、MAKIZOUクラフトから届くのが楽しみになった。 今回は、木口のない、綺麗な箱が出来るか、修正だらけのキタナイ箱になってしまうか、面白い挑戦になった。 |
ミケーネにある、紀元前13世紀の王の墓は、精巧な石積構造で、入り口は左の写真のようになっている。 発見されたときには既に墓荒しに遭った後で、中には何も無かったそうだ。 幽霊のように見えるのは、人間をぼかしたものである。 12月だというのに快晴で暖かかった。 |
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狭い廊下を通り中に入ると、左の写真のように中は広い空間になっている。 この空間はドーム型であり、丁度中央で手を叩くと、ピチピチピチピチ...と残響が拡がって聞こえる。これは、ピサの斜塔の2つ隣にある洗礼堂や東照宮 の鳴き竜と同じで、神聖な感じがする。 この時代には既に音響について知識があったのか、偶然そうなったのか分らないが、古代ギリシャ人は、音響に拘っていたのではないだろうか。 |
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エピダウロスというところには、ローマ時代に建てられた音楽堂オデオンがある。 ここは、左の写真の通り、広大でオープンな空間であるが、この空間でも中央で奏でられる音は遠くの席まで届くようになっている。中央の平面部の中心に印 があり、そこで話す声は遠くの客席でも良く聞き取れるようになっている。 現代でも音の悪いホールがあるのに、古代にこのような音楽堂があったのである。 |
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今年の初詣は、メテオラの修道院だった。 メテオラの修道院は、左の写真のように岩の上に建てられており、中は、外部と隔絶された修行の場だったと云う。現在は、そのような修行に耐えられる人が 少いということで、観光用に公開されているため、中に入ることができた。 ギリシャ正教では、ローマカトリック(及びその流れを汲むプロテスタント)とは違い、肉声以外の楽器を使用しない。このため、教会音楽は少しあっさりし た感じになる。 ここでCDを2枚購入してきた。 |
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